防災士の資格を取得した芸能人・有名人一覧|俳優・歌手・芸人など7人
防災士は、災害から自分や家族を守る知識だけでなく、地域や職場で被害を減らすための知識や技能を学ぶ民間資格です。
近年は自治体や企業で働く人に加え、俳優や歌手、お笑い芸人、声優など、芸能界でも防災士を取得する人が増えています。
本記事では、本人のSNSや所属事務所、報道機関などの公表情報をもとに、防災士の資格を取得した芸能人・有名人7人を紹介します。

防災士の資格を取得した芸能人・有名人7人
防災士の資格を取得した主な芸能人・有名人は、次の7人です。

取得・公表時期には、本人が資格取得や試験合格を公表した時期を記載しています。
日本防災士機構は認証者全員の氏名を公開していないため、本記事では公開情報から確認できた主な人物を取り上げています。※他にも、多くの芸能人が取得しております。
1. 鷲見友美ジェナ
声優や俳優、歌手として活動する鷲見友美ジェナさんは、2026年9月4日に防災士の資格取得を公表しました。
鷲見さんは0歳のときに阪神・淡路大震災、高校2年生のときに東日本大震災を経験しています。大人になってからも自然災害の多さを実感し、普段から備えるための知識を身につけたいと考えたことが、取得のきっかけです。
声優としては、ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の白石杏役などを担当しています。

2. やす子
元自衛官のお笑いタレントとして知られるやす子さんは、2026年6月に防災士資格取得試験への合格を公表しました。
仕事の企画ではなく、プライベートで挑戦した資格です。本人によると、約4カ月にわたって1日2~6時間ほど勉強しました。
合格を報告した際には、今後も災害に備えていく考えを示しており、自衛官としての経験に加え、防災について体系的に学んだことになります。
3. EXILE MAKIDAI
EXILE MAKIDAIさんは、2026年2月に防災士の資格を取得しており、本人にとって初めて取得した資格ということです。
2児の父として、まずは家族を守るための知識を身につけたいと考えたことが、資格を目指すきっかけでした。
東日本大震災や熊本地震の被災地支援にも関わっており、取得後は家族で在宅避難訓練を実践しています。ライブ会場など多くの人が集まる場所に立つ立場から、避難経路や非常時の判断も意識するようになったと説明しています。

4. 東貴博
「東MAX」の愛称で知られる東貴博さんは、2026年2月に防災士資格取得試験への合格を公表しました。
自身のブログに本名が記載された合格通知を掲載し、年齢を重ねてからでも合格通知を受け取るのはうれしいと、喜びを伝えています。
その後は、ウェザーニュースの企画や防災を取り上げる番組に出演し、日頃の備えを見直す重要性を伝えています。
5. 常盤貴子
俳優の常盤貴子さんは、2025年5月に防災士を取得したことを公表しました。
NHK連続テレビ小説「まれ」の撮影を通じて能登半島とのつながりを深め、2024年の能登半島地震後には被災地で支援活動を続けています。その活動に取り組むなかで防災士を取得しました。
講習から試験までの過程については、自身のフォトエッセイでも紹介しています。
6. 紗栄子
モデルやタレントとして活動する紗栄子さんは、2021年に防災士を取得しました。
紗栄子さんは、資格を取得する以前から、災害が発生した地域へ物資や支援金を届ける活動を続けていました。
被災地を訪れる際に「防災士」という肩書があれば、被災者に少しでも安心してもらえるのではないかと考えたことが、取得の理由の一つだったと説明しています。
7. 時東ぁみ
タレントの時東ぁみさんは、2007年に防災士を取得しました。
ボランティアや介護に関心があることをプロデューサーのつんく♂さんに相談した際、取得する意義のある資格として防災士を紹介されたことがきっかけです。
現在は防災イベントへの出演や講演、音声配信などを通じて、防災を身近に感じてもらうための情報を発信しています。防災士のほか、上級救命技能やペット災害危機管理士なども取得しています。
防災士とは
防災士は、特定非営利活動法人日本防災士機構が認証する民間資格です。
日本防災士機構では、防災士を「自助」「共助」「協働」を原則として、社会のさまざまな場所で防災力を高める活動が期待される人と位置づけています。

防災士は、資格を持っている人だけが行える独占業務のある資格ではありません。しかし、災害への備えや避難、応急手当などを体系的に学んだことを示せます。
防災士の取得方法
一般的な方法で防災士を取得するには、次の3つの要件を満たす必要があります。
- 認証された研修機関の「防災士養成研修講座」を受講する
- 日本防災士機構の「防災士資格取得試験」に合格する
- 消防署や日本赤十字社などが実施する救急救命講習を修了する
3つの要件を満たした後、日本防災士機構へ認証登録を申請すると、防災士認証状と防災士証が交付されます。
防災士で学ぶ内容
防災士の養成研修では、地震や津波、風水害などが発生する仕組みから、災害が起きる前の備え、発災後の対応まで幅広く学びます。
日本防災士機構が示す主な学習内容は、次のとおりです。

また、資格の認証には、心肺蘇生法やAEDの使用方法を含む救急救命講習の修了も必要です。
災害に関する知識を覚えるだけでなく、ハザードマップから地域の危険を読み取り、避難所や地域でどのように動くかまで学ぶ点が、防災士の特徴です。
芸能人・有名人が防災士を取得する背景
芸能人・有名人が防災士を目指した背景は、人によって異なります。
本記事で紹介した7人の公表内容を見ると、災害の経験、被災地支援、家族への備えなどが取得のきっかけになっています。
災害の経験や被災地支援
過去に災害を経験したことや、被災地での支援活動に関わったことをきっかけに、防災士を取得した人がいます。
鷲見友美ジェナさんは阪神・淡路大震災と東日本大震災を経験しており、常盤貴子さんは能登半島地震後の支援活動、紗栄子さんは長年続けてきた被災地支援を通じて、防災について学ぶ必要性を感じています。
被災者や支援現場と関わった経験が、正しい知識を体系的に学ぶ行動につながっています。
家族や身近な人を守るため
自分だけでなく、家族や身近な人を守るために防災士を目指す人もいます。
EXILE MAKIDAIさんは、父親として家族を守りたいという思いから資格を取得しており、資格取得後には、家族で在宅避難訓練を行い、実際に行動して初めて分かる課題を確認しています。
防災士の学習内容には、自宅の備蓄や避難経路、応急手当など、家庭で実践できる知識も含まれています。
発信する仕事に活かすため
芸能人は、テレビやラジオ、イベント、SNSなどを通じて、多くの人へ情報を届けられる立場にあります。
時東ぁみさんは、資格取得後も防災イベントや講演などを続けていますし、東貴博さんも、防災をテーマとした番組や企画へ出演しています。
資格を取得して終わりにするのではなく、自身の経験や知名度を生かして防災情報を伝えてくれています。
まとめ
今回紹介した7人の取得理由を見ると、防災士は、災害への備えを家庭や仕事、被災地支援に生かしたい人が学ぶ資格であることが分かります。
防災士は、地震や津波、風水害などの仕組みだけでなく、ハザードマップの活用、家庭での備え、避難所運営、救急救命などを幅広く学べます。独占業務のある資格ではありませんが、災害への備えや発災時の対応を体系的に学んだことを示せます。
芸能人・有名人が資格取得や活動を公表することは、防災士で学ぶ内容や地域で期待される役割を多くの人に知ってもらうきっかけにもなるでしょう。
