2026年度レストランサービス技能検定「学科試験」の合格率は80.9%|2,831人が合格
2026年9月3日、一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(HRS)は、2026年度レストランサービス技能検定「学科試験」の合格者を発表しました。
受検者3,499人のうち2,831人が合格し、合格率は80.9%でした。級別の合格率は、1級が49.3%、2級が80.8%、3級が84.1%となっています。
本記事では、2026年度学科試験の結果や合格基準、合格者番号の確認方法、実技試験の申請期限と課題について紹介します。

2026年度学科試験は2,831人が合格
2026年度のレストランサービス技能検定「学科試験」は、8月6日に実施されました。
レストランサービス技能検定は、料飲サービスに関する資格として唯一の国家資格です。学科試験と実技試験で構成されており、両方に合格すると「レストランサービス技能士」と称することができます。
HRSが公表した2026年度学科試験の結果は、次のとおりです。

HRSは、2026年度も前年とほぼ同数が学科試験を受検したと説明しています。
1級の合格率は49.3%
等級別の合格率は、次のとおりです。

2級と3級はいずれも80%を超えました。一方、1級は49.3%となり、受検者の半数を下回っています。
等級によって合格率には大きな差があり、最上位である1級は、2級や3級と比べて通過者の割合が低い結果となりました。
合格基準は60点以上
学科試験の合格基準は、1級・2級・3級ともに60点以上です。100問が出題され、各問題に1点が配点されます。
試験は正誤を判断する真偽法で、解答はマークシート方式です。ただし、正答数をそのまま得点とするのではなく、正答数から誤答数を差し引く減点法で採点されます。
例えば、70問に解答して正答が65問、誤答が5問だった場合、得点は「65点-5点=60点」となり、合格基準を満たします。
学科試験の合格後に確認したいこと
今回発表されたのは、学科試験の合格者です。レストランサービス技能士になるには、学科試験に続いて実技試験にも合格する必要があります。
合格者番号はHRS公式サイトで公開
2026年度学科試験の合格者番号は、HRSの技能検定公示ページで公開されています。
1級、2級、3級一般、3級学生に分けて掲載されているため、自身が受検した区分の受検番号を確認してください。
合否通知は、合格発表日に登録住所へ発送されます。合格発表日から2週間を過ぎても届かない場合は、HRS事務局への連絡が必要です。
また、実技試験の対象者には受検申請の案内も郵送されます。9月10日を過ぎても案内が届かない場合は、HRS事務局へ問い合わせるよう案内されています。
2027年度・2028年度は学科試験を免除
2026年度に学科試験のみ合格し、実技試験に合格できなかった場合でも、学科試験の合格がすぐに失効するわけではありません。
2026年度の学科試験合格者は、2027年度と2028年度の学科試験が免除され、それぞれの年度の実技試験を受検できます。
2026年度の実技試験を受検しない場合や不合格だった場合も、翌年度以降に再び実技試験へ進むことが可能です。
実技試験の申請は9月30日まで
2026年度の実技試験は、9月3日から9月30日まで受検申請を受け付けています。
対象となるのは、2024年度、2025年度、2026年度の学科試験合格者です。学科試験に合格していても、自動的に実技試験を受検できるわけではないため、受付期間内に申請を済ませる必要があります。
申請方法は学科試験と同じ
学科試験をWebで申請した人は、マイページから実技試験を申請します。Web申請の期限は、9月30日午後11時59分です。
学科試験を文書で申請した人には、実技試験の申請書が郵送されます。必要事項を記入して受検手数料を振り込み、9月30日までに郵送してください。文書申請は締切日の消印まで有効です。
学科試験をWebで申請した人が実技試験を文書申請するなど、申請方法を途中で変更することはできません。
実技試験の受検手数料は、次のとおりです。

受検手数料はいずれも非課税です。
1級・2級・3級の実技課題
2026年度の実技試験課題も、HRSの技能検定公示ページで公開されています。

1級では、フランス語での挨拶や英語での注文対応、赤ワインのデカンタージュ、ローストチキンのデクパージュ、ピーチフランベなどを行います。
2級では、外国人客への英語での対応に加え、赤ワインやパン、仔牛のカツレツのサービス、キウイフルーツのカッティングなどが課題です。
3級では、客を席へ案内して料理を勧め、水やコーヒー、ジュース、パン、料理を提供します。食器を下げ、退席する客を見送るところまでが試験に含まれます。
実技試験は10月下旬から順次実施
実技試験は、10月下旬から等級や受検地ごとに順次実施されます。受検票は10月1日以降、Web申請者にはマイページ、文書申請者には郵送で交付される予定です。
実技試験の合格発表は、12月21日午前10時に行われます。合格者の受検番号は、HRS公式サイトで公開されます。
実技試験に合格すると、1級は厚生労働大臣名、2級と3級は指定試験機関長であるHRS会長名の合格証書が交付されます。
さいごに
2026年度レストランサービス技能検定「学科試験」では、受検者3,499人のうち2,831人が合格し、合格率は80.9%でした。
級別では、2級と3級の合格率が80%を超えた一方、1級は49.3%と半数を下回っています。
ただし、今回の合格は学科試験の通過を示すものであり、レストランサービス技能士になるには実技試験にも合格しなければなりません。2026年度の実技試験を受検する人は、9月30日までに申請を済ませ、公開された課題を確認して準備を進めましょう。
