アビタスのCIA講座、累計合格者6,000名を突破|約1年で896名増
株式会社アビタスは2026年9月3日、同社のCIA(公認内部監査人)講座を受講した試験合格者が、累計6,000名を突破したと発表しました。
本記事では、アビタスのCIA講座における合格者数の推移や、CIA資格の概要、新シラバスへの移行について解説します。

アビタスのCIA累計合格者が6,009名に
アビタスは2005年11月から、CIA試験に対応した講座を提供しています。
2026年9月3日の公式発表では、アビタスのCIA講座を受講した試験合格者が累計6,000名を突破したことが明らかになりました。2026年8月2日時点の人数は6,009名です。

2025年8月に公表された5,113名と比較すると、約1年間で896名増えています。アビタスは、CIA講座の開講以降で過去最高水準のペースで合格者が増加していると説明しています。
ただし、6,009名はアビタス受講生へのアンケートをもとに集計した「試験合格者数」です。日本国内全体の合格者数や、実務経験などの要件を満たして正式認定を受けたCIA資格保有者数ではありません。
CIA(公認内部監査人)とは
CIAは「Certified Internal Auditor」の略称で、IIA(内部監査人協会)が認定する内部監査の国際資格です。
日本内部監査協会によると、CIAは資格認定試験に合格し、実務経験などの要件を満たした人に授与される称号です。日本語による試験は1999年11月から実施されています。
CIA試験は、次の3つのパートで構成されています。

各パートは250点から750点の範囲で採点され、600点以上で合格です。CIAとして認定を受けるには、3つのパートすべてへの合格に加えて、実務経験などの要件を満たす必要があります。
CIA試験を取り巻く動き
CIA試験では2025年に新シラバスが導入されたほか、2026年には内部監査人材の育成に向けた新たな取り組みも始まっています。
2025年7月から新シラバスに移行
CIAの日本語試験は、2025年7月28日から新シラバスへ移行しました。
新シラバスは、2025年1月に適用が始まった「グローバル内部監査基準」に対応しています。現在の内部監査実務に合わせることや、3つのパート間における内容の重複を減らすこと、合格に必要な知識や能力を明確にすることなどを目的に改訂されました。
アビタスでも、新シラバスとグローバル内部監査基準に対応した教材や講義を提供しています。
金融内部監査アカデミーが設立
日本内部監査協会は2026年9月1日、創立70周年記念事業として「金融内部監査アカデミー」を設立しました。
同アカデミーは、金融機関の内部監査を、業務の適正性を確認するだけでなく、経営判断や企業価値の向上に貢献できる水準へ高めることを目的としています。受講対象者は原則としてCIA保有者です。
2026年7月には、金融庁と東京証券取引所がコーポレートガバナンス・コードを改訂しました。企業が対応すべきリスクが複雑になるなか、内部監査人には、組織全体を把握して経営陣へ助言できる能力も求められています。
まとめ
アビタスのCIA講座を受講した試験合格者は、2026年8月2日時点で累計6,009名となりました。2025年8月の公表値からは896名増えており、増加率は約17.5%です。
今回の人数はアビタス受講生へのアンケートに基づく試験合格者数であり、国内全体の合格者数や正式なCIA資格保有者数ではありません。
一方で、CIA試験の新シラバス移行や金融内部監査アカデミーの設立など、内部監査人の知識と実務能力を高める動きは続いています。今回の合格者数の増加も、こうした分野で専門性を身につけようとする人の広がりを示す一つの数字といえるでしょう。
