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【2026年版】TOPIK5級のレベルは?難易度・合格点と就職での活かし方を解説

Nishida

TOPIK5級は、全6級のうち上から2番目にあたる韓国語の上級レベルです。韓国教育財団が掲載する比較表では、言語の習熟度を示すCEFRのC1に対応しています。

「どのくらい難しいのか」「5級があれば就職に使えるのか」を判断するには、級の評価基準と、試験の得点・仕事の応募条件をそれぞれ確認することが大切です。

本記事では、TOPIK5級のレベルや4級・6級との違い、合格点と勉強法を整理し、企業の採用条件の実例から就職での活かし方まで解説します。

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TOPIK5級とは?レベルと位置づけ

TOPIK5級は、韓国語の能力を測る「韓国語能力試験(TOPIK)」の認定級の一つです。

全6級のうち上から2番目の上級にあたり、中・上級の「TOPIK II」を受験し、得点に応じて認定されます。

5級の位置づけをつかむには、公式の評価基準と、試験で実際に測る能力の両方を見ると理解しやすくなります。

全6級のうち上から2番目の上級

TOPIKは1〜6級で能力を示す試験で、5級は最上位の6級に次ぐ級です。

公式の評価基準では、5級は、なじみの薄い社会的・抽象的な話題や、自分の専門分野を扱う水準です。学業や業務などの場面で、筋道の通った内容を理解し、表現する力が評価されます。

学習の確認方法としては、韓国語の記事を読んだ後に「筆者の主張」「その理由」「自分の意見」を分けて説明してみるとよいでしょう。

単語の意味が分かるかに加え、文章全体の論理を追えるかも点検できます。

4級・5級・6級の違い

TOPIK IIは得点によって3〜6級が判定されます。

隣接する4級・6級との位置関係は、次のとおりです。ここでの得点は、紙で受けるPBT方式の基準です。

級 得点範囲 300点満点 CEFR 評価基準の要点
4級 150〜189点 B2 比較的なじみのある社会的・抽象的な話題を扱う
6級 230〜300点 C2 幅広い専門的な話題や、含意のある複雑な表現を扱う

出典:韓国教育財団「試験概要」「CEFR比較表」

評価基準の要点は公式資料をもとに編集部が要約しています。CEFRの対応だけから、英検・TOEICなど別の言語の試験の級や点数へ換算することはできません。

4級から5級では、扱う話題が自分にとって身近かどうかも違いの一つです。

6級との比較では、理解・表現できる話題の広さや文章の複雑さに注目すると、次に伸ばしたい力を考えやすくなります。

CEFRとは

CEFR(セファール/ヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語をどの程度使いこなせるかを示す国際的な基準です。 語学力をA1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で表し、A1が基礎段階、C2が最も高い段階にあたります。英語に限らず、さまざまな言語の学習目標や習熟度を把握するために使われています。

5級だけで会話力すべては判断できない

TOPIK IIの試験分野は、聞き取り・読解・筆記です。

話す力を測るTOPIK Speakingは別の試験として設けられています。そのため、TOPIK IIで5級を取得した事実だけから、商談や通訳を一人で担当できるとは判断できません。

仕事で会話が必要なら、韓国語で自己紹介をする、仕事内容を説明する、質問にその場で答えるといった練習を加えましょう。

試験の成績と、実際に対応できることを具体的に示せると、応募先にも能力が伝わりやすくなります。

TOPIK5級の難易度と合格点

5級を目指す学習では、文章の内容を把握する力に加え、時間内に解き、韓国語で考えをまとめる力が必要になります。

まず受ける試験の方式と基準点を確認しましょう。

PBTとIBTで合格点が異なる

5級専用の試験を受けるのではなく、TOPIK IIの得点に応じて3〜6級が判定されます。紙で受けるPBTと、パソコンで受けるIBTの5級の基準は次のとおりです。

方式 満点 5級の得点 試験時間
PBT(紙) 300点 190〜229点 180分
IBT(パソコン) 600点 361〜430点 125分

出典:国立国際教育院「試験構成・評価等級」

PBTは聞き取り50問、筆記4問、読解50問で構成されます。

190点は300点満点の約63.3%ですが、これは得点の割合です。問題ごとの配点や記述式の採点があるため、「全問の63.3%を正解すればよい」という意味ではありません。

230点以上ならPBTでは6級となります。IBTは満点と判定基準が異なるため、練習問題や成績表を比較するときも、方式をそろえて確認してください。

受験できる方式や申込方法は、受験地の公式案内で確かめましょう。

語彙・時間配分・作文が難しい点

TOPIK5級を目指すうえで意識したい課題と対策を、語彙・時間配分・作文の3つに整理しました。

項目 難しい点 対策
語彙 文脈に合う意味や、似た表現の違いを捉えること 文章中で繰り返し出る語句と、理由・対比・結論のつながりを復習する
時間配分 解ける問題に取り組む時間を確保すること 時間内と延長後の得点を比べ、読む速度・解く順番・理解度を確認する
作文 設問に沿って、筋道の通った文章を組み立てること 問われている内容を確認し、主張・理由・具体例を整理して書く

PBTの長文作文では、600〜700文字程度の論述文が出題されます。指定された文字数の中で、設問に必要な内容をまとめる練習も取り入れましょう。

出典:韓国教育財団「試験概要・筆記の説明」

合格率や勉強時間の数字だけで判断しない

本記事で確認した公式の試験概要・評価基準には、5級取得に必要な一律の標準学習時間は示されていません。

また、TOPIK IIは得点で複数の級を判定するため、試験全体の合格率をそのまま5級の難しさとして扱うことはできません。

すでに4級を取得している方と、これから韓国語を始める方では必要な準備が違います。

ほかの人の「何か月で合格した」という経験を見るときも、開始時の実力、留学経験、毎日の学習量を確かめ、自分の条件と分けて考えましょう。

TOPIK5級を目指す勉強法

学習計画は、公式の公開問題で現在地を確認してから作ると具体的になります。

ここではPBTを例に、得点と弱点を整理する方法を紹介します。

公開問題で現在地を確認する

まずは公式の公開問題を、指定された時間に合わせて解いてみましょう。

韓国教育財団のQ&Aから、韓国のTOPIK公式サイトにある過去問の案内へ進めます。PBT・IBTのどちらを受けるかを確認し、その方式に合う教材を選んでください。

対象 解いた後に確認すること
聞き取り・読解 誤答の原因を「語句が分からない」「内容・意図の取り違え」「時間不足」に分ける
筆記 解答例や採点の説明と比較する。自己採点は目安とし、可能なら指導者の添削を受ける

同じ問題の解き直しは復習に役立ちますが、答えを覚えている影響もあります。

初めて解いた問題と復習した問題の記録を分け、初見の問題で学習の進み具合を確かめましょう。

190点までの得点計画を立てる

各分野の得点を足して、190点まで何点足りないかを確認します。

たとえば次のように配分すると、重点的に取り組みたい分野を考えられます。

計画例 聞き取り 筆記 読解 合計
基準点を確認する例 80点 40点 70点 190点
基準点に10点上乗せする例 80点 50点 70点 200点

※公式の推奨配分や合格者平均ではありません。得意・不得意に合わせて変更するための計算例です。

この例なら、筆記を40点から50点へ伸ばす計画が考えられます。

ただし、全員に同じ配分が向くわけではありません。聞き取りや読解の取りこぼしを直す方が取り組みやすい場合もあるため、直近の答案から改善点を選びましょう。

弱点別に練習内容を変える

弱点に合った練習方法と、復習で確認したい点を整理しました。

課題 取り組む練習 次に確認すること
聞き取りで内容を追えない 短く区切って聞き、文字で確認してから通して聞く 聞き取れなかった音か、知らない表現か
読解が終わらない 時間を測り、段落の要点と設問の根拠を探す 読む時間と、選択肢で迷う時間のどちらが長いか
作文がまとまらない 設問への答えと理由を先にメモし、段落を作って書く 必要な内容の不足、話の飛躍、表現の誤り

独学では、教材を増やす前に、間違えた理由を説明できるか確認しましょう。作文は指摘された点を直して書き直し、同じ課題が残っていないか確かめます。

平日は短い復習、時間を確保できる日は試験形式の演習に取り組むなど、生活に合わせて学習時間を配分しましょう。

定期的に初見の問題で理解度を確かめ、練習内容を見直します。

TOPIK5級は就職に使える?

TOPIK5級を応募条件や歓迎条件に掲げる採用例があります。

ただし、5級の取得が採用を保証するわけではありません。実際の募集要項から、語学と実務経験の条件を分けて確認しましょう。

必須条件・歓迎条件の採用例

企業の公式採用ページと公的機関に掲載された公告を確認し、5級の扱いを整理しました。

記載したのは応募条件の一部です。

企業・機関/職種 5級の扱い あわせて確認する条件 掲載状況
HANATOUR JAPAN 旅行商品手配・VISA代行 5級以上が必須 専門学校卒業以上、日本語要件、基本的なPC操作など。業界経験は歓迎条件 掲載 にページ確認
HANATOUR JAPAN 人事総務 ビジネス会話レベル以上(5級以上)が歓迎条件 総務事務の実務経験3年以上、学歴・日本語・PC操作などの必須要件 掲載 にページ確認
江原観光事務所 観光・広報関連業務 5級以上が応募条件 短期大学卒業以上、関連実務経験1年以上など 再公告 で募集終了

出典:HANATOUR JAPAN「旅行商品手配・VISA代行」

出典:HANATOUR JAPAN「人事総務」

出典:駐日韓国文化院掲載「江原観光事務所 職員採用再公告」

最新の募集状況・全応募条件は各公式ページで確認してください。

人事総務のページには実務経験の必須要件と未経験者歓迎の記載が併存するため、経験条件の適用範囲は応募先への確認が必要です。

同じ企業でも、旅行手配では語学が必須、人事総務では歓迎条件という違いがあります。

この比較から、級の有無だけで応募先を選ばず、担当業務と自分の職務経験を照らし合わせることが大切だと分かります。

活かせる仕事と準備するスキル

求人を探す際は、職種名だけでなく「韓国語で何を担当するか」を確認しましょう。

以下は仕事選びの観点を整理したもので、すべての求人が5級を条件とするわけではありません。

分野 韓国語を使う場面の例 語学に加えて準備すること
企業の事務・営業・企画 本社との連絡、資料の確認、社内調整 資料作成、提案、担当商品や業界の知識
海外営業・貿易 見積もり・納期の確認、取引先との連絡 取引の流れ、書類、条件を確認する力
翻訳・通訳 文書や会議内容を別の言語で伝える 自然な日本語、専門知識、翻訳・通訳の実技
エンタメ・コンテンツ 制作側との連絡、文章の確認、SNS運用 編集、広報、進行管理、公開できる成果物
旅行・観光・接客 旅行手配、観光案内、来訪者との会話 手配や案内の実務、接客、その場での応答

たとえば営業経験があれば、既存の経験を韓国語を使う仕事へ広げる方法を検討できます。

翻訳・通訳を目指す場合は、試験の成績とは別に、訳文や実技で能力を確認される可能性があるため、応募先の選考方法を読んで準備しましょう。

未経験なら募集条件を分けて読む

前述の旅行商品手配・VISA代行では、業界経験が歓迎条件に置かれ、未経験者への案内もあります。

一方で、語学・学歴・PC操作などの必須条件は別に確認する必要があります。「未経験歓迎」が、すべての条件を満たさなくてもよいという意味とは限りません。

応募書類では、学習や仕事で韓国語を使った場面、作成した文章、担当した業務を具体的に示しましょう。

自分で作った練習課題はその旨を明記し、業務実績と区別すると、経験を正確に伝えられます。

TOPIK5級の年収はどう考える?

収入を調べるときは、資格保有者の平均と、個別の求人に書かれた給与を区別することが大切です。

資格だけで平均年収は決められない

TOPIK5級を持っていても、担当する職種、雇用形態、勤務地、職務経験によって給与条件は変わります。

個別求人の給与を、5級保有者全体の平均年収として扱うことはできません。

たとえば、営業経験を生かして応募する場合と、未経験の職種に応募する場合では、確認すべき条件が異なります。

自分の経験に近い求人を選び、給与と業務内容をセットで比較しましょう。

給与が明記された採用事例

江原観光事務所の過去の採用公告では、次の給与条件が示されていました。

これは2026年の特定の採用事例で、現在の募集案内や資格保有者の相場ではありません。

公告日 (再公告)
雇用形態・勤務地 契約社員・東京
契約期間 採用日〜
月給 28万〜34万円 (税引前、通勤手当など福利厚生的手当を含む)
決定方法 経歴や資格などを考慮して協議
応募期限 (終了)

出典:駐日韓国文化院掲載「江原観光事務所 職員採用再公告」

この契約の実際の支給総額や賞与込みの年収を示すものではなく、TOPIK5級を取得した人に同額が支払われるという意味でもありません。

ほかの求人と比べる際も、基本給、手当、賞与、固定残業代の扱い、契約期間などを確認してください。月給の数字だけをそろえても、支給条件が異なれば単純には比較できません。

就職に向けて準備すること

5級を取得した後は、成績を示す準備と、応募先の仕事に対応する準備を進めましょう。

履歴書には試験名・級・取得時期を書く

資格欄では、「韓国語能力試験(TOPIK II)5級取得」のように、試験名と級が分かる形で記載し、取得時期も添えます。

これは記載例なので、応募先が指定する書式がある場合は、その案内に従ってください。

職務経歴書や自己PRでは、実際に経験したことを補足しましょう。

韓国語で資料を読んだ、発表した、接客したなど、場面と自分の担当内容を示すと、成績だけでは伝わりにくい能力を説明できます。学習課題と業務実績は区別して記載します。

成績証明書の有効期限を確認する

TOPIKの成績証明書の有効期限は、成績発表日から2年間です。

韓国教育財団は、有効期間が過ぎた試験回について、成績の照会・印刷はできないと案内しています。

応募時に有効な成績の提出が必要か、いつまでの成績が認められるかを募集要項で確認してください。

取得した級だけでなく、応募時点で提出できる証明書があるかまで見ておくと準備を進めやすくなります。詳しくは、韓国教育財団「書類・証明書発行」をご覧ください。

韓国語で担当業務を説明してみる

仕事で韓国語を使いたい方は、自分の経験を韓国語で簡潔に話す練習をしてみましょう。

「担当したこと→困ったこと→工夫したこと→結果」の順に説明すると、面接に向けた準備にもなります。

会話に不安がある場合は、短い説明を録音して聞き返し、伝わりにくい箇所を直す方法があります。

書く業務が中心なら、問い合わせへの返信や商品紹介など、志望する仕事に近い文章を作ってみるとよいでしょう。

6級取得と応募準備の優先順位を決める

志望先が6級以上を条件にしているなら、6級取得が次の目標になります。

5級で語学条件を満たす求人を希望する場合は、会話練習や応募書類、職務に必要な知識の準備に時間を使う選択肢もあります。

級の違いを踏まえて次の目標を考えたい方は、TOPIK6級の解説記事も参考にしてください。

採用条件は求人ごとに確認し、級が上がることと、仕事で担当できる範囲が広がることを分けて考えましょう。

まとめ

資格を取った後にどう活かしたいかを考えておくと、学習や就職準備の方向性が定まります。

受験を考えている方は公開問題から苦手分野を、就職を考えている方は求人から求められる条件を確認し、自分に必要な準備を整理してみましょう。

目の前の課題に一つずつ取り組みながら、実際に使う場面を意識した練習を続けることが大切です。

資格の取得を一つの節目として、自分の目標に向けて学習の成果を活かしていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q
TOPIK5級はすごいレベルですか?

全6級のうち上から2番目の上級で、公式のCEFR比較表ではC1に対応します。学習の到達点を示す目安になりますが、どの仕事を担当できるかは実務経験や会話力も含めて判断します。

Q
4級を持っていなくても5級を目指せますか?

公式案内では受験資格の制限はありません。TOPIK IIを受け、その得点によって3〜6級が判定されます。4級を先に取得することは受験条件ではありません。

Q
TOPIK5級は何点で取得できますか?

PBTでは300点満点中190〜229点、IBTでは600点満点中361〜430点が5級です。PBTで230点以上、IBTで431点以上は6級となります。

Q
5級があれば韓国語を流暢に話せますか?

TOPIK IIが測るのは聞き取り・読解・筆記です。話す試験は別に設けられているため、会話力は実際のやり取りでも確かめる必要があります。

Q
TOPIK5級は独学で目指せますか?

受験資格に通学の条件はなく、独学で受験準備を進めることは可能です。必要な期間は開始時の実力によって変わります。公開問題で課題を確認し、特に筆記は解答例との比較や添削で見直しましょう。

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